DVDShrinkとはプロテクトの掛かったDVDなどをISO形式、ファイル形式で、指定したサイズに圧縮してして出力(例 2層式DVDのデータを1層式の容量にまとめる)などの様々な事が出来るフリーのソフトだ。Nero(ライティングソフト)があればエンコードしながら連携して焼いてくれる機能もある。残念ながら開発が終了しているため、作者のサイトには本体がありません。
初期設定(編集→各種設定)
- 編集→各種設定
- 各種設定
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- 「目標のDVDサイズ」の所で、バックアップし終えたデータの最大サイズを選択する。DVD-5(4.7GB)は片面1層のDVD、DVD-9(8.5GB)は片面2層のDVD、customは自分でデータのサイズを指定できる。
- 「微小なサイズの音声/字幕ストリームを隠す」の項目をONにすると、小さいサイズの音声と字幕ファイルを自動でコピー対象から外してくれる。
- 「マルチタスクを優先にする」の項目をOFFにすると、他のソフトよりDVDShrinkの処理が優先される。
- プレビュー
- プレビューの設定なので環境に合わせればよい。
- 出力ファイル
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- 「マクロビジョンプロテクションの除去」は、ONでプロテクトを解除する。
- 「P-UOPs (ユーザー操作禁止項目)の除去」は、再生中どの場面でもユーザー操作が可能になる。
- 「layer break の除去」は、2層DVDを再生中に1層から2層目に変わる時、再生が一瞬停止するのを抑える。
- 「VOB ファイルを 1GB 単位で分割する」は、OFFにする理由が無い場合はデフォルトのままで。
- 「有効にしたストリームの論理的リマッピング」は、不要な音声や字幕などカットした場合のファイル番号の整理。
- ストリームの選択
- 自分の言語に合わせて設定しても良いが、デフォルトで良いでしょう。
- ファイル I/O
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- 「非同期I/O を有効にする」は、リッピングパフォーマンスが向上するとなっていますが、逆に遅くなった、エラーが出た、との報告もあります。
- 「32KB ブロックの読み込み」は、より細かく読み込む事が出来ますが、速度が遅くなります。
- 「DVDを開く際に RPC2 ドライブのリージョンコードを確認する」は、ドライブのリージョンコードを確認するが、特に確認しなくても良いでしょう。
- 「Nero を利用した書き込みを有効にする」は、Neroがインストールされていれば、メディアに書き込みが可能になる。
不要なデータをカット&高圧縮し画質劣化を抑える
- 容量の確認
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- まずディスクをドライブにセットしDVDShrinkの「ディスクを開く」をクリックしセットしたディスクを読みこむ。
- 上の方にある緑色のバーを見るとバックアップした後のデータの容量が右端に表示されているので、「目標のDVDサイズ」で指定した容量より少ないか、容量が一杯かを確かめる。(指定した容量よりも少ない場合画質の劣化は無いのでそのままで良い。)
- 不要なデータをカット&高圧縮する
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- 容量一杯の場合画質の劣化を抑えるためにメインムービー以外の圧縮率を変更する。
- メニューや特典などのメインムービー以外を指定し、圧縮設定のビデオのプルダウンメニューを「自動」から「カスタム」に変更する。
- 「100%」の右脇にあるスライドバーを左に目一杯スライドさせる。
- メインムービーを指定し不要な音声や字幕をOFFにする。
DVDをバックアップする
- ISO形式でバックアップする
- ISOにする目的は、ISOを焼けるライティングソフトでISOをDVDなどに焼くことで、一般的なDVDプレイヤーで再生する事が可能になります。ハードディスクに保存したISO形式のデータは通常中身を見ることが出来ません。
Alcohol 52% Free Editionなどの仮想CD/DVD-ROMソフトがあればISOのままで再生する事が可能になります。また、ISOを再生できるデバイスも販売されています。
- バックアップ!→出力先デバイスの選択→出力先デバイスの選択のプルダウンメニューをISOイメージファイルにする。
- バックアップ!→出力先デバイスの選択→出力するイメージファイルの選択→参照で保存先を指定します。
- OKをクリックすれば開始するので終わるまで何もしないのが良いでしょう。
- ファイルのままバックアップする
- この場合保存した動画などはそのまま再生できますが、もう一度DVDShrinkなどでISOに変換してDVDに焼かないと一般的なDVDプレイヤーで再生する事が出来ません。
- バックアップ!→出力先デバイスの選択→出力先デバイスの選択のプルダウンメニューをハードディスクフォルダにする。
- バックアップ!→出力先デバイスの選択→DVDファイルの出力先フォルダ→参照で保存先を指定します。
- OKをクリックすれば開始するので終わるまでお茶でも飲んでると良いでしょう。
画質をさらに良くする方法
- 「詳細な分析」をする事により動きの激しい場面や色が多い場面などの画質が向上する。(バックアップする時間が長くなる)
- バックアップ→品質設定→高品質適応エラー保障機能を利用してビデオの圧縮を実行するをONにしてMAXスムースネスにすると画質が向上する。上に行くほど良い画質。(バックアップする時間が長くなる)
- 再編集→メインムービー内のタイトル1をダブルクリックし、 開始/終了フレームの設定を開いて開始フレームと終了フレームの矢印を使って編集し、タイトル1だけバックアップする。この場合メニューなど省くためDVDプレーヤーなどでメニューの操作は出来ない。
- バックアップ中のプレビューは表示させない。スクリーンセーバーを使用しない。ほかの作業はしない。DVDの汚れを取る。メディアは良いものを使う。ドライブはクリーニングしておく。良いドライブを使う。振動を与えない。他の家電製品は使わない。